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(2025年8月7日)
中国に置きまして今年は「中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利80周年」の記念の年と位置付けられています。前回もこのことについてコメントしましたが、7月31日に蘇州の地下鉄構内で日本人の母子が中国人男性と思われる人物に石の様なもので殴られるという事件が発生してしまいました。既に容疑者は中国当局に逮捕されたという事ではありますが類似の事件に巻き込まれないように注意することが重要です。中国国内では既に反日に関連する映画の上映が開始され、テレビでも関連ニュースが流れる等、たまたま居合わせたりすると思わぬ誤解を招いてトラブルになる危険性がありますので言動や行動には充分に気を付けるとともに、この時期は繁華街や社交場等へは近づかない方が良いでしょう。 中国の人たちも簡単な日本語は理解する人が多いことから思わぬ誤解を招くことがあります。日本人の友人が上海のお土産屋で買い物をしているときに、日本人同士の会話で「そんなバカな!」と言ったところ近くにいた中国人の店員が「バカと言ったな」というようなことを中国語で言ってきたので、中国語も解らず怖くなって逃げるように店を出たという話もありました。思ってもみないところで巻き込まれることもあります。 ようやく日中間の人の行き来も自由になり、原発事故関連で止まっていた輸出案件も再開する等明るい話題も多くなってきた一方で、依然として反日気風は続いている等、現地での生活も気を抜けない状況は続いています。改正された反スパイ法による取り締まりもあり、中国国内の監視体制は着実に強化されてきていることは間違いありません。 一方で日本に帰化する外国人を見ると、毎年8000人から9000人が帰化している中で、統計では累計で中国人が一番多く、また昨年の単年でも中国人が一番多いという事です。国の施策対応と中国人個人の日本に対する関りは必ずしも同じではないことがわかる現象と言えるでしょう。中国と関りをもってビジネスをしている皆さんにとりましては、社内の従業員や周りの友人達、あくまで個人の付き合いがお互い大切ですので、外部の情報に惑わされずにお互いの信頼関係を守っていくことが大切です。 以上
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