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第1235回 中国と中央アジア-その1-
(2026年9月24日)
2026年9月にキルギスの首都ビシュケクで上海協力機構(SCO)第26回首脳会議が開催されましたが、ここ数年、中央アジア諸国と中国との連携が急速に拡大深化している点に目を向ける必要があります。中国と中央アジア諸国との歴史的経緯を簡単に振り返ると、旧ソ連の解体を受け、1991年12月27日、当時の銭其琛外相が中央アジア5か国を含む旧ソ連の11か国に電報を送り、独立の承認と国交樹立に向けた協議の意向を伝えたのが始まりです。1992年には、1月2日~6日にかけ、ウズベキスタンと国交を樹立したのを皮切りに、カザフスタン、タジキスタン、キルギス、トルクメニスタンと次々に国交を樹立しました。その後、1996年に、中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン5カ国が上海に集い、「上海ファイブ」を結成、翌年には<国境地区軍事力相互削減協定>に調印、国境画定問題も精力的に解決し、更に2001年6月にはウズベキスタンを加えた6カ国で上海協力機構を発足させました。当時から、6カ国で世界の人口の4分の一、面積の5分の一を占めるこの巨大な機構が、アメリカの一極支配に対して徐々にその存在感を増していくだろうと推測されていましたが、それがまさに今日、中国にとって重要な手駒になってきているのです。発足5周年となる2006年6月に各国首脳が上海に集い、『上海協力機構実業家委員会決議』『上海協力機構銀行連合加盟行地域経済協力推進行動綱要』など経済・貿易・金融といった領域に及ぶ10文書に署名し、更なる発展へスタートを切ったことは、すでにこのコラムでも紹介しました。2013年にカザフスタンを訪問した習近平主席は「シルクロード経済ベルト」の共同建設を提案、双方は中国西部と欧州西部を結ぶ国際物流ルートの建設と中欧国際貨物輸送列車の運行実現に舵を切り、中国は翌2014年に、400億ドルを出資してシルクロード基金を創設、一帯一路沿線諸国のインフラ建設、資源開発、産業・金融協力を支援する更新を打ち出しました。このような資金援助は、その後も、2022年から3年間の30億ドル援助などに引き継がれています。これと並行して、習近平は、2013年10月のインドネシア国会での演説を皮切りに、「一帯一路」の建設を国際社会に向けて矢継ぎ早に提案し、翌2014年から2016年にかけて10を超える国際会議や国内重要会議で「一帯一路」に言及、更に2017年の第19回党大会でその積極的推進を打ち出したのでした。この続きは次回に。

